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快適に暮らすための断熱

September.9.2024

一年を通して快適な家とは

日々過ごしていると、いつの間にかもう月末になっていることがありますよね。季節が変わっていくのは、意識していないうちに過ぎてしまうことが多いです。そこで、私は毎日のカレンダーに二十四節気を記入しています。二十四節気とは一年を24の期間に分けて季節を表したもので、夏至とか冬至などの呼び名の事です。

季節を感じるために意識的に行っていることなのですが、実際の気候とズレていることも感じることがあります。春や秋があまり感じられないという方も多いかと思います。

 

近年の夏の暑さは、夏は暑いものというにはあまりにも厳しいと感じます。気候のことはどうしようもないことですが、家の中では快適に過ごしたいと思います。そのためにエアコンなどの空調設備を活用することが一般的ですが、エネルギーを多く使うことになり、光熱費が増えてしまいます。また、エアコンが苦手な方もいらっしゃることでしょう。
上手に空調設備を使いながら快適な住まいにするには家の断熱性能を上げることが重要なポイントになります。

 

エアコンの効きが悪い、床が冷たく底冷えするなど、快適さを損なっている原因の一つに、気候の問題だけでなく、日本の家の断熱性能の低さが挙げられます。日本の住宅の多くは、現行の省エネ基準を満たしていないものが90%を占めています。これらの住宅は、寒さや暑さを我慢している断熱性能の足りないものと言えます。

断熱性能を向上させることで、どのくらいの室温が適正なのでしょうか。

WHO(世界保健機関)は、低体温症などの健康被害を防ぐために、室内の温度を18℃以上にすることを強く勧告しています。これは家の中のどの場所でも同じ温度であることを意味します。外気温に影響されにくく、家中の温度のムラをなくし室内を快適な温度を保つことが健康にとっても大切な事と言えます。

室温・体感温度と健康

室温と床、壁、天井、窓などの表面温度に差が大きい場合、室温よりも暑さや寒さを感じます。

実際に人が感じている体感温度は下記の計算式で計算できます。

 

体感温度≒(室温+表面温度)÷2

 

冬の窓際で寒いと感じるのは、室温が下がったのではなく、窓の表面温度が低いために近寄ると体温が奪われているからなのです。
断熱をするということは外気からの影響を少なくし室内の表面温度を室温と同程度に保つ、ということです。そうすることで空調のコストを抑えることにもなります。
さらに大きいメリットは健康面に関してです。

 

国交省の報道発表でも以下のようなことが報じられています。※1

 

・室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧の季節差が顕著に小さい。

・断熱改修に伴う室温上昇によって暖房習慣が変化した住宅では、住宅内身体活動時間が有意に増加。
参考:※1)断熱改修等による居住者の健康への影響調査 中間報告(第3回)

 

断熱改修した家で暮らしていると、血圧安定して、家の中で動く時間が増えました。ということが分かってきました。

まとめ

人の身体は寒さを感じると身体の熱を外に逃がさないように血管が収縮します。その結果血圧が高くなります。また居間と浴室などの温度差によって引き起こされるヒートショック、窓などの結露が原因のアレルギー・喘息など、家の中で寒暖差が大きかったり断熱性能の低い家ですと様々な健康リスクがあります。

断熱をしっかりとすることで、健康で快適に過ごせる土台をつくり、そのうえで日々の生活が安心して過ごすことができます。

どうやって涼しくするか、暖かくするかを建物に住み手が合わせて我慢をするのか、建物を住み手に合わせてどうやって楽しみながら暮らしていこうと考えるのか、これからの家のこと、家族との生活を考えリノベーションに断熱という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。