~内装タイルについて~
タイルは、水廻りに用いる馴染みのある素材のひとつ。デザインバリエーションも豊富に伴い、細かなモザイクタイルなども人気となっています。
今回は、タイルの種類と特徴をご紹介いたします。
内装タイルの特徴・メリット
一般的な住宅の内装材には、さまざまな種類があります。壁材であれば、クロスや塗壁、木、タイル、パネルなど。床材では、フローリングやコルク、カーペット、クッションフロア、タイルなどが用いられます。いずれも、各メーカーから、豊富な商品バリエーションがそろっているので、予算や好みに合わせて自由に選ぶことができます。さまざまな内装材の中でも、タイルは、水に強いことはもちろん、汚れもつきにく落としやすい、色あせしにくい、という特徴をもつ素材。
主に水まわりの内装材として馴染みがありますが、最近では、居室の壁や床材として取り入れられるプランもよくみられるようになりました。テクスチャーやデザインのバリエーションも豊富になり、さまざまなインテリアに合わせることも可能な魅力な素材です。
タイルの種類と特徴
内装材として用いられるタイルは、素地質によって、陶器質、せっ器質、磁器質に分類でき、また、釉のありなしによって、施釉(せゆう)たいると無釉(むゆう)タイルに分けることもできます。
陶器質:陶土や石灰などの原料を1,000~1,200℃で焼成したもの。寸法精度がよく、美しい色やデザインを施している施釉タイル。やや吸水性があり、たたくと濁音がするのが特徴。
せっ器質:粘土や長石などを1,200℃前後で焼成したもの。磁器質に比べ、やや吸水性があります。
磁器質:石英や長石などを1,200~1,350℃で焼成したもので、たたくと金属音がします。吸水性はほとんどなく、耐凍害性、耐磨耗性に優れたタイルです。
その他、素焼きの風合いが魅力のテラコッタ、ガラスタイルなどもあります。
最近の注目のデザインは、色や素材感などにナチュラルな雰囲気を持つもの。北欧を感じるような色使いのタイル、木目などがプリントされたタイプ、やさしいパステル調や和の要素を持つデザイン、サブウェイタイルと呼ばれる表面に光沢のあるタイプなども揃っています。
まとめ
以上タイルの種類や特徴についてご紹介いたしました。タイル採用する際はぜひ参考にしてみてください