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~キッチン扉の面材について~

キッチンの印象を決定づける一番の場所といえば、キッチン扉です。

カタログを見ていても、色・素材が豊富でどれにしたらいいか迷ってしまいます。

そこで今回はキッチンの扉に使われている面材と、キッチン扉をきれいに長持ちさせる方法についてご紹介いたします。

 

面材とは

板状の材料(ベニヤや合板など)や、その面に使われる素材のことを指します。

キッチンの扉は芯材となる天然目や合板の上から、表面材となる化粧シートやエッジ材を接着して作られます。

メーカーや商品によっては、表面材にステンレスやホーロー、メラミン化粧板が使われています。

また、芯材の上から塗装を吹き付けて作る塗装扉もあります。

 

化粧シートタイプ

キッチン扉の面材としてもっとも主流なのがこの化粧シートタイプです。
オレフィンシート・DAPシート・FFシートなどがこれにあたります。
塗装扉やステンレス製・ホーロー製の扉に比べれば安く、そしてデザインも豊富です。表面は防水加工がされていて、汚れや水滴が拭き取りやすく、お手入れが楽なのも特徴です。

いくつか種類のある化粧シートの中でも、DAPシートは耐熱性や耐湿性があり、そして薬品にも強いですが、やはり角部の繋ぎ目に水が入ってしまうと剥がれの原因になってしまうので、他の化粧シートと同様、扉の表面や側面に汚れや水滴がついたらすぐに拭き取り、扉の取っ手やシンクにぬれたタオルなどはかけないようにしましょう。

塗装タイプ

ウレタン樹脂塗装などを板に吹き付け、塗装した面材です。側面まで丸ごと塗くるみされているので汚れや水分が入りこむ隙間がなく、化粧シート張りのキッチン扉にはない耐久性があります。

豊富なカラーのバリエーションがあり、トクトクの高級感や清潔感があります。職人が手作業で加工を行っているため、価格帯は高めです。

天然木・合板タイプ

天然木を切り出して加工したものや複数の木を張り合わせて作った面材で、無垢材のような風合いがありますが、そのままだと耐久性・耐水性に欠けますので上からウレタン樹脂などを塗ってウレタン樹脂などをぬって耐久性を高めますが、既設の移り変わりが激しい日本ですと時期によっては木が伸縮し扉が歪む原因になります。また傷つきやすいので扱いに気を付ける必要があります。

高圧メラミンタイプ

キッチンパネルでおなじみのメラミン化粧板。汚れや熱に強く、調味料や油がついてもはじくので、濡れた布でさっと表面を一拭きするだけできれいになります。

衝撃や摩擦にも強いのでキッチン向けではありますが、唯一問題点があるとすれば、カラーバリエーションが少なめだという事です。

ステンレスタイプ

汚れが落ちやすく、水やカビ・ニオイに強いステンレス。近年はカラーバリエーションも増えておしゃれな印象になっています。

しかしいくら水に強いとはいえ、長い時間ぬれたままにすると貰いサビを発生させる原因になるので、注意が必要です。

ホーロータイプ

丈夫な鉄の板と清潔なガラス板を合わせ、850度で焼き付けて密着。そうしてできた面材は鉄の強さとガラス特有の透明感を持ち合わせています。

汚れや熱に強く、傷や衝撃にも強いだけではなく、ホルムアルデヒドなど有害物質も発生させません。

しかしホーローはキッチン向けの素材ではありますが、ホーローキッチンそのものは重く、扉も人によっては重く感じることも。キッチン自体の見た目もほかのメーカー商品と比べるとレトロな印象を受ける場合もあります。

キッチン扉をきれいに長持ちする方法とは

・濡れたらすぐに乾いた布やキッチンペーパーなどでふく!

 

まとめ

以上キッチン扉についてご紹介いたしました。それぞれのタイプを理解し、ぜひ参考にしてみてくださいね。