9月18日 内窓について②
こんにちは。工務の岩永です。
先月の内容について足りない部分がありましたので追加で記載します。
熱貫流率をわかりやすく説明できないかと思い調べてみました。
アルミサッシ3mmガラスの窓とインプラスLOW-E複層ガラスを取り付けた場合の熱量の移動がどれだけあるかです。
熱貫流率 アルミサッシ3mm 6.5W/㎡・K と
インプラスLOW-E複層ガラスを取り付けた場合 1.71W/㎡・K
それに条件として、
1.一般的な掃き出し窓の大きさ 幅と高さどちらも2m
2.外気温 5℃ 室内気温22℃
アルミサッシ3mm の場合
(U値) 6.5W/㎡・K×(ガラスサイズ) 4 ㎡×(内外温度差) 17 ℃
≒ 442 W
アルミサッシ3mm + インプラスLOW-E複層ガラス の場合
(U値) 1.71W/㎡・K×(ガラスサイズ) 4㎡×(内外温度差) 17 ℃
≒ 116 W
となり、アルミサッシ3mmの1枚ガラスと比較すると1時間あたり326Wの熱量を節約したことになります。
これは、小型の電気ストーブ一台分に相当するそうです。
小型といっても電気ストーブの体感の暖かさはかなりのものだと思います。
それだけの熱が捨てられていることに驚きです。
また、実はガラスの種類が2種類あります。
断熱型と遮熱型があるのですが、大きな違いとしては日射熱を取り込むか取り込まないかになります。
基本的に夏と冬にどちらを優先して考えるかになりますが、冬のほうが温度差が高く、
光熱費がかかりますので、冬を優先して考えると、
南面の窓は、冬に日射を入れて室内を温かくしたいので断熱型で日射を取得する。
東西北面は、日射取得が見込めないので、遮熱型にして夏の日射を入れないようにする。
少しマニアックな話になってしまいましたが、
他にもデザイン、ガス入り等々、ガラスにもいろいろ種類があります。
またカラーバリエーションも木目やホワイトなど様々です。
ちなみにマンションでも取り付けができ効果抜群です。
断熱に興味がある方はぜひご相談ください。