5月24日 無垢フローリングについて
今回は、お家づくりの中でも特に重要なポイントとなるフローリングについてのお話です!
お家の中でも多くの面積を占めるフローリング選びは、お部屋の印象がそれだけで決まるものです。
その数多くあるフローリングの中から、近年主流になりつつあるのが無垢フローリングです。
天然素材で見た目もおしゃれなのが人気の理由となっていますが、お家作りで使う際はどんなことに気をつければいいでしょうか?
無垢フローリングの特徴を簡単にご紹介いたします!
無垢フローリングとは?
フローリングには大きく分けると、合板フローリングと呼ばれるものと無垢フローリングの2種類があります。
合板フローリングは、合板の上に薄い木の板や木の柄をしたシートを貼った物になります。
そして、無垢フローリングは一枚の木材から切り出された天然木100%のフローリングになります。
無垢フローリングの特徴
無垢フローリングだと、お家にとってどのような良いことがあるのでしょうか?
使われる天然木の種類にもよりますが、大きく3つのメリットがあります。
メリット
◆調湿性
無垢フローリングは天然木ですので常に呼吸をしています。
夏や梅雨の湿気の多い時期には、湿気を吸収し、冬の寒く乾燥する時期にはその湿気を排出しお部屋を快適な環境に保ってくれる効果があります。
◆質感・肌触り
無垢フローリングの一番の特徴と言っていいのが質感や肌触りです。
天然木の中には成長の過程でできた無数の導管*があります。
そしてその導管はフローリングに加工された後にも存在し、その中は空気層になっています。
その空気層のおかげで、無垢フローリングには天然木特有の『温かみ』や『程よい硬さ』が生まれるのです。
*根が吸収した水分を枝・葉に送るための組織。
◆時を重ねるごとに生まれる『味わい』
これも他のフローリングには無い大きな特徴になります。
無垢フローリングは年数を重ねるごとに色味・光沢感・表情の変化を楽しむことができます。
その変化はとても味わい深く、家族と共に成長していく存在なのです。
デメリット
上記の内容だけ聞くと、無垢フローリングはいいことばかり!!と思われますが
もちろん、短所もあります!
少し無垢フローリングの短所を紹介しておきます。
◆値段が高い。
樹種にもよりますが、合板フローリングの約1.5倍~2倍の費用がかかります。
お家の面積と相談のうえ、ご検討されることをおすすめします。
◆伸縮によるひび割れやジョイントの隙間
特徴の欄でもお話した天然木の呼吸ですが、その呼吸によりフローリングが伸び縮みをし、ひび割れやジョイントの隙間の原因となります。
こまめにオイルを塗ってあげることで
◆傷やシミがつきやすい
これも樹種によりますが、合板フローリングに比べると表面がやわらかく傷やシミがつきやすいです。
私自身はその傷やシミも無垢の味わいの一つとして楽しみだと思っています。
以上、無垢フローリングの特徴をお話させていただきました。メンテナンスに難しい部分はありますが、とても人気のある魅力的な商品です!
雅の家では、数多くの無垢フローリングを取り扱っております。
お客様のご要望にあったフローリングをご提案させていただきますので
ご興味のある方は是非ご連絡下さい!!