9月2日 母と娘のリノベーション
こんにちは、プランナーの林です。
それぞれのお客様のリフォーム。
その一つ一つに、それぞれのストーリーがあります。
今回は、
『母と娘のリノベーション』。
「和室を洋室にかえてほしい」
こんなご要望をいただいたYさんのお話です。
Yさんはご主人様が単身赴任をされていて、娘さんと2人で毎日を過ごされています。
娘さんは社会人で、日々のお仕事が大変忙しく、Yさんとも会話を共にする機会が、なかなかありません。
Yさんと娘さんのお部屋は、隣同士で、
襖をへだてた古い和室のお部屋。
まだ時代は「平成」でした。
『新しい時代が来る前に、娘の部屋を古い和室のままでなく、新しく綺麗な部屋にしてあげたい』
そんな真剣なYさんのご要望から
このストーリーが始まりました。
『和室を洋室にする』
ということは、
まず畳を全て取り外し、フローリングにします。
柱が見えている砂の壁は、全てカバーをして、壁紙(クロス)を前面に貼ります。
襖の戸は、洋風の扉に替えます。
もちろん電灯も、洋風なデザインのものに変えなくてはいけません。
そして、
窓。
昔ながらの灰色の窓。
結露が多くてカビだらけになっていました。
どれだけ周りをキレイにしても、
窓がそのままだと、そこだけが浮いてしまいます。
でも実は窓だけは、取り替えることが、できませんでした。
Yさん宅はマンションであったため、
窓を取り替えることはNGだったのです。
そこで活躍したのが、『内窓』です。
この『内窓』なら今ある窓の内側につけるだけで、大丈夫でした。
『お母さんと娘さんのお部屋を
古い和室から新しい洋室に大変身させる』
これで全ての計画は整いました。
そしてYさんとの打ち合わせの当日。
Yさんは『娘と一緒に決めたい』とおっしゃいました。
私は是非賛成をしました。
忙しいなか、娘さんも、
同席していただき、打ち合わせが始まりました。
壁紙の色。
フローリングの材質、色。
扉のデザイン。
内窓の色。
様々なものを決めていくのですが、
なかなか、決まりません。
決まらないどころか、おふたりの意見がなかなか合わなくて、時には言い合いになったりしたりもしていました。
カタログだけでは、なかなかイメージが湧かないと思ったため、
それぞれの製品のショールームに行ったり、壁紙は、何度もサンプルを取って、実際に壁に当てたりして、イメージを沸かせてもらいました。
何とか、決まって、
工事も無事終わって、
見事に2人の『キレイな洋室』が完成しました。
いろいろともめて
大変だったおふたりでしたが、
なかなか最近会話をしていなかったおふたりだったけど、
こうして、リノベーションをするにあたり、いろいろもめながらも、
確かにおふたりは会話を久々にされてました。
そしてお母さんと娘さんのきずなも深まったことだと思います。
2人で作った新しいお部屋。
いつまでもいつまでも、
仲良く快適にお過ごし下さいね!