窓の種類について

今回は住宅の窓の種類についてご説明いたします。

窓は家のデザインに表情を加えるものでもあり、機能的には断熱や結露防止など暮らしの質をグッと上げてくれるのも窓の役割です。

ご家族こだわりの注文住宅で窓に個性を出す方もいれば、リフォームで断熱効果にすぐれた窓に取替えて月々の電気代を節約された方もいます。

いろいろな用途やデザインの違いで種類も様々な窓のなかで、スタンダードなものを紹介していきたいとおもいます。

引違い窓

もっともスタンダードな窓です。

左右どちらでも風を取り込むことができます。

また、床まである掃出しタイプや、面格子付や、雨戸・シャッター付など様々なタイプが存在するのが特徴です。

縦すべり出し窓

上下についたアームによって障子を外に開けるタイプで気密性も高いのも特徴です。

全開で90度まで開けることができ、開ける方向も吊元が左右の2種類あります

配置を工夫することで居室の空気の流れをよくすることも可能です。

横すべり出し窓

左右のアームによって障子を外側の上方向へ押し出すタイプの窓です。

庇のようになるので少量の雨であれば換気を行うことも可能です。

チェーンなどで操作する高所用すべり出し窓もあります。

上げ下げ窓

このサッシは上下に窓が別れており、下の窓が上へスライドするタイプです。

欧米の住宅ではよく使用される窓の種類でもあります。

開閉が壁の厚みの中で収まるので、場所をとらないのがメリットです。

ガラスルーバー窓

別名ジャロジーとも呼ばれます。

水平に重なった複数の細長いガラス板で作られたブラインドのような構造の窓です。

ルーバーの開閉はハンドルで行うので、雨天時でも開閉角度によって換気が行えます。

断熱性能や防犯性はあまり高くないので、ダブルガラス構造や面格子をつけることで

断熱性能や防犯性をアップすることができます。

内倒し窓

窓の下を軸に、部屋の内側に倒すタイプの窓です。

水回りの天井近くや手の届きにくい場所に用いられることが多いです。

ただ上部が内側に倒れ込むタイプなので、雨などは降り込みやすいのが欠点です。

外倒し窓

窓の下を軸に、外側に押して開くタイプの窓です。

外に向かって空気が流れやすいので、高所に設置するケースがみられます。

内倒し窓同様、上部が外側に倒れるタイプなので、雨などは降り込みやすいのが欠点です。

高所に取り付けられることが多いので、ワイヤーによって開け閉めします。

採風勝手口ドア

ドアを閉めたままでも上下にスライドする窓によって換気ができることが大きな特徴です。

キッチンの勝手口などに多く使われます。

窓にこだわってみませんか？

まだまだいろいろな種類の窓がありますが、一般的によく使われる窓をご紹介させていただきました。

最近では窓はデザイン・機能ともに大きく進化しています。新築の場合だけでなく、リフォームでも今ある窓の開口を利用しカバー工法で取り付けることも可能です。

サッシと一言で言ってもアルミサッシ・木製サッシ・樹脂サッシ、など種類もいろいろあります。

ガラスの種類も単板ガラス、複層ガラス、高断熱複層ガラス、遮熱複層ガラスなどなどいろいろな組み合わせが可能です。

窓選びにこだわってみることで、また違った視点での家づくりができて、完成後の生活もより良いものになると思います。

リフォームする際にも用途に合ったサッシをご提案させていただきます、お気軽にご相談ください。