~室内窓について~
部屋同士をつなぐ役割のある室内窓。SNS等で見かけたことはあっても、
どのように活用するのかイメージがわかない方もいるかもしれません。
そこで今回は、室内窓の特徴とメリット・デメリットについてご紹介いたします。
室内窓とは
まず、室内窓は外壁ではなく、部屋と部屋の間の壁にある窓のことを指します。
小さめな窓から、天井まで壁のように使う大きめの窓まであります。
枠内にはガラスやアクリルが使われており、透明なものやガラス自体に模様があるもの、
向こう側が見えにくいものなど、使う場所や目的によって選ぶことができます。
また、室内窓を大きく分類すると、「開閉窓」と「FIX窓」の2種類あるため、用途に合わせて選択できます。
メリット
メリットとして、以下の5つが挙げられます。
隣室から採光がとれる
室内窓をつくると、暗い部屋にも隣室から光を届けることができます。
たとえば窓のない玄関や廊下は暗くなりがちですが、
リビングとの間に室内窓を設ければ、リビング側から光が入るようになります。
風の通り道ができる
風通しが悪いところに室内窓を取りつけると、空気が滞るのを防ぐことができます。
インテリアのアクセント
窓枠やガラスのデザインにこだわれば、室内窓はインテリアのアクセントにもなります。
建具や床材などの内装に合わせたデザインの室内窓にすることができ、
よりおしゃれな空間になります。
空間のつながり
室内窓をつくると視線が抜け、2つの空間をゆるやかにつなげることができます。
壁で仕切ると閉塞感があったところも、窓なら空間に広がりが感じられるので、
窮屈な感じがしません。
たとえばリビングの一角に書斎をつくり室内窓でつなげると、
採光や通風をとりながら集中できる場所になり、暗くなりがちな書斎も開放的な雰囲気へと変わります。
家族の様子を感じられる
ひとりの時間を楽しみながらも、家族のようすを程よく感じられるのも室内窓のメリットです。
室内窓があれば、家族の様子が程よく感じ取れたり、声をかけたりしやすくなります。
リビングの隣の子供部屋との間仕切りに室内窓をつくると家事をしながら子供の様子を見守ることもできます。
デメリット
デメリットとして、以下の3つが挙げられます。
コストがかかる
室内窓のデメリットは、設置にコストがかかることです。
ただの間仕切り壁をつくるよりも、壁に穴を開けたり窓枠を購入したりする費用がかかります。
ただし外壁に窓を設置するのに比べると、室内窓は低コストで実現できます。
造作窓ではなく、メーカーの既製品の室内窓を使えば、さらにコストが抑えることができます。
プライバシーを確保しにくい
室内窓から話し声が漏れたり、一人になりたいときに人影が気になったりするかもしれません。
また来客時に見せたくない場所が隠せるかもポイントです。
家具のレイアウトが制限される
壁面が減るので家具の配置に困ったり、収納スペースが減ったと感じたりすることがあるかもしれません。
家具や家電などの配置、置きたい物を考えつつ、室内窓の場所を決めることをおすすめです。
まとめ
今回は、室内窓についてご紹介いたしました。
室内窓は採光や通風といった目的はもちろん、空間に開放感や抜け感を出したり、
インテリアにアクセントをつけたり、家族のつながりをつくったりと、さまざまな使い方ができます。
目的やお部屋の用途に合わせて、是非活用してみてください。