～小上がりの和室について～

マイホームにおいて和室を作りたいと考えた場合に「小上がりの畳スペースを設けるのか」、「フラットタイプの畳スペースを設けるのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、小上がりの和室を設けるメリットについてご紹介いたします。

小上がりの和室とは

和室を取り入れる際には、いくつかの選択肢があります。

一つ目は、リビングやダイニングのほかに「和室専用の部屋」を一部屋設ける方法です。

完全に独立した間取りとなるため、広々とした空間を確保できたり、

普段づかいしなくても応接室や客室として多目的に利用できます。

二つ目は、LDKと同じ空間にフラットな畳コーナーを設ける方法です。

床面積に余裕がない場合でも気軽に取り入れられることや、

リビングとつながっているので気軽に利用しやすいのがメリットです。

上記の部屋のようにドアなどで間仕切りを設けたり、壁やドアを取り払って完全に空間をつなげることもできます。

三つ目は、段差をつけてリビングの床よりも高い位置に和室を設ける「小上がりの和室」タイプです。

小上がりの和室は、機能面やデザイン面でさまざまなメリットがあるため、

人気の和室タイプとなっています。

メリット

小上がりの和室を設けることのメリットは、大きく4つあります。

・収納量が増える

小上がりの和室を設けることで、収納量を増やすことができるというメリットがあります。

小上がりの段差部分には空間ができるため、そこに引き出し収納を設ければ、

子どものおもちゃやクローゼットに入りきらない洋服などさまざまな物を収納することができます。

モノが多すぎて収納しきれない、家が大きくないため収納スペースをできるだけ確保したい、という方におすすめです。

・段差を椅子代わりにできる

段差になっていることで、そこに腰を掛けて椅子代わりにできるのもメリットのひとつです。

座りながらテレビを見たりホッと一息ついたり、子どもの友人が大人数で遊びに来たときなど

椅子代わりとして利用できます。

フラットな和室だと、長時間座ると足が痛くなったり目線が下がるためテレビが見にくかったりしますが、

小上がりの和室ならそんな心配はいりません。

・立体感が生まれる

部屋全体がフラットになっているよりも、小上がりを設けることで空間に立体感が生まれるというメリットもあります。

小上がり部分の段差があることで、部屋にメリハリが生まれおしゃれな雰囲気を演出できるほか、

畳コーナーの存在がより際立ってお部屋のアクセントにもなります。

・さまざまな用途で使える

小上がりの和室スペースは、各家族のライフスタイルに合わせてさまざまな使い方ができます。

たとえば、子どもの遊びスペースとして利用したり、赤ちゃんのおむつ替えや授乳スペースとして使ったり、

テレワーク中の仕事場として利用することができます。

ライフスタイルの変化に合わせた自由な使い方できるので、和室を設けたあとに後悔することもありません。

まとめ

今回は、小上がりの和室についてご紹介いたしました。

暮らしに合った、位置・広さ・高さなどを考えながら使い勝手の良い空間にしてみてください。