~見切り材について~
住宅の仕上げにはフローリングやクッションフロア、タイルなど様々な種類があります。
2種類以上の仕上げ材が隣接する箇所では段差ができやすく、
端部が劣化しやすいのが難点です。
そういった問題をクリアし、それぞれの端部をきれいに納めるために使うのが見切り材です。
今回は、そんな見切り材についてご紹介いたします。
見切り材とは
まず、見切り材とは、フローリングやクッションフロアなど素材が変わる境目に入れる部材の事を指します。
継ぎ目に被せ、端や境目をしっかり抑えて、仕上がりを美しく見せつつ、
仕上げ材の厚みの違いによって出るわずかな段差を解消する、端部を保護するといった役割があります。
繋げる仕上げ材がフローリング同士であっても、張り方や色を変える時には見切り材を入れることが多いです。
素材の種類
床の見切り材の素材には種類があります。
1.木製
木製の見切り材は、多くの建物で使用されている一般的な素材です。
部屋のイメージに合わせて馴染む色を選ぶことができます。
2.樹脂製
塩化樹脂の見切り材は、木製の見切り材と比較すると費用を抑えて使用できます。
塩化樹脂は、透明性や耐油性に優れているのも特徴です。
3.ステンレス製
ステンレスの見切り材は、洗練されたスタイリッシュなデザインで、
空間のアクセントになります。
4.真鍮製
真鍮の見切り材は、デザイン性があり、高級感と重厚感が楽しめます。
時間の経過とともに色や質感に変化が生まれ、独特の風合が楽しめます。
まとめ
複数の仕上げ材をつなげて張る時は、端部の保護やわずかな段差の解消などができる見切り材を使うととても便利です。
色や幅サイズ、素材によって見た目の印象が大きく変わり、デザイン性を高められます。
おしゃれなインテリアでまとまった空間で心地よく過ごせるよう、
雰囲気にぴったりな見切り材を選んでみてください!