季節の設備
こんにちは、こんばんは。
エンジニアの長谷川です。
とても暑い日が続き、クーラーがなくては倒れてしまいそうな日々ですが、
やはりこう暑くなると、クーラーは大人気のようで、その取り付け工事には何か月も待たされることもあるようです。
季節モノをその時、その季節に取り付けるとなると、やはりすぐ取り付けすぐに使用!ということが難しくなるのかもしれません。
そこで、この暑い日々の中、トピックとさせていただくのは床暖房です!
- 温水式床暖房
まず、床暖がどういう仕組かというと、銀色の12mmのマットを床の下地に敷き、そのうえに専用のフローリング材などの床材を貼っていきます。足に触れている床材が発熱しているのではなく、その下の設備が熱を発し、床を温めてくれるというわけです。
さて最近、弊社にご依頼いただいた床暖設置工事のうちの多くが温水式床暖でした。
字の如く、温水を使った床暖です。床下の床暖のマットの内部に水を通す管が通っており、温水を回すことで床を温めるというものです。
ほかに、電気式という選択肢もありますが、基本的には温水式のほうが優れているように説明されていることが多いです。
- 敷設率
敷設率というのは、床面積に対し、何㎡の床暖マットが敷いてあるか、です。
この敷設率が低いと床暖房の効果が足元だけに留まり、部屋全体を温めることが難しくなります。
しかしもちろん、足元だけを温める程度の利用で、主体となる暖房はエアコンなどで済ます、という場合はこの数字を過度に気にする必要はないでしょう。足元を温めておきたい場所に床暖のマットを寄せる形で設置をするのがいいと思います。
- 家具との兼ね合い
家具の、とりわけソファのような底が低く、大きな家具は床暖の熱を底にとどめてしまいます。もしそうなると、その家具にも影響が出かねませんし、また、床暖のセンサーが「部屋は十分に温まった」と感知し、床暖全体の温度をセーブしてしまうこともあります。
家具との兼ね合いを気にしながら床暖房設備の大きさを小さくしたりすれば、今度は敷設率にも影響してしまいます。なによりもまずは、床暖房をメインの暖房とするのかサブの、足元だけを温める設備として利用するのかを考えるとよいのかもしれません。その如何によって、家具と敷設率の関係にも目途を付けることが出来るでしょう。